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阪神の藤川監督が球審に確認したが判定は覆らず1球に泣く(資料写真・黒田史夫)
阪神の藤川監督が球審に確認したが判定は覆らず1球に泣く(資料写真・黒田史夫)

不可解判定?いや“誤審”です…阪神の藤川監督が球審に確認するもファウル判定の1球に泣いて引き分けを挟み3連敗…OBからは「リクエストの適用範囲を拡大すべきでは?」の声も

 阪神が3日、京セラドーム大阪での横浜DeNA戦に2-5で敗れ引き分けを挟んで3連敗を喫した。焦点となったのは9回一死一塁からハビー・ゲラ(29)が佐野恵太(30)に2-2から投じた1球。明らかに空振りを奪ったが、ファウルの不可解判定を下されて三振が一転、四球となり、直後に勝ち越し点を奪われた。同点で迎えた9回にはクローザー投入のセオリーを無視した藤川球児監督(44)の采配も含めて、物議を醸す虎ファンにとって後味の悪い敗戦となった。

 ファウルチップの有無やハーフスイングはリクエストの適用外

 不可解判定?いや明らかな誤審だ。
 8回に佐藤の起死回生の2号2ランで2-2の同点に追いついた阪神は9回のマウンドにゲラを送り込んだ。一死から宮崎にレフト前ヒットを許して佐野を迎えた。カウント2-2から、ゲラが投じた9球目、外角低めのボールゾーンに落ちるスプリットに佐野のバットは空を切った。だが、今季初スタメンに抜擢された栄枝のミットからボールがこぼれてしまった。ゲラも栄枝も三振だと確信していたが、真鍋球審はファウルの判定を下して、佐野が打席へ戻ったのだ。
 栄枝がボールがバットに触れていないことを訴え、藤川監督も静かにベンチから出て、真鍋球審に確認作業を行った。真鍋球審は3人の塁審を集めて協議したが、ファウルチップかどうかは一番近くにいる球審の判断が優先される。しかも、真鍋球審が責任審判。判定が覆ることはなかった。中継局では、繰り返しスロー映像が流れたが、佐野のバットは、まったくボールに触っていなかった。不可解判定どころか誤審である。
 だが、リクエストの適用範囲にストライク、ボールの判定やハーフスイング、及びファウルかどうかの判定は含まれていない。メジャーのチャレンジに倣って導入された制度だけに、メジャー同様にそこは適用外の部分。藤川監督もビデオ検証を求めることはできなかった。
 だが、この1球が命運を分けた。佐野に11球粘られた末に四球を与え、続く山本に前進守備を敷いていた近本の頭上を抜く、2点タイムリー三塁打を浴びた。さらに1軍に昇格したばかりの伊藤将にスイッチしたが、森の浅いセンターフライでタッチアップを許して3点差。9回も反撃できず引き分けを挟んで3連敗となった。
 スポーツ各紙の報道によると藤川監督は、「空振りだと思うんですけどね。すごく大事な1球でしたね」と、この判定に疑問を投げかけたという。
 公認野球規則では、抗議は認められていないため、あくまでも確認作業になるが、藤川監督が、執拗に審判に食い下がらなかったのは、ゲラがマウンドで長い時間放置されて調子を崩すことを懸念したのだという。
 阪神OBである評論家の池田親興氏は、「映像を見る限り、空振りに見えますが、球審は、ファウルチップの音や目で確認したのではなく栄枝が捕球できなかったということでファウルと判断したのでしょう」とした上で、こう提言した。

 

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