
ドジャースに衝撃!サイ・ヤング賞左腕のスネルが左肩炎症で負傷者リスト入り…日本時間13日のカブス戦に先発予定の佐々木朗希に求められるメジャー初勝利
ドジャースは左腕のブレーク・スネル投手(32)が6日(日本時間7日)、左肩の炎症により15日間の負傷者リストに入ることを発表した。スネルは8日(日本時間9日)の敵地でのナショナルズ戦に先発予定だった。ドジャースは開幕10戦で9勝1敗と驚愕のスタートを切ったが、先発の軸の一人であるスネルの離脱はショッキングなニュース。また5日(日本時間6日)のフィリーズ戦で5回途中1失点の好投を見せた佐々木朗希投手(23)の次戦先発が12日(同13日)の本拠地でのカブス戦になることをデーブ・ロバーツ監督(52)が発表した。
スネル、山本、グラスノー、メイ、佐々木のローテー5人衆が崩れる
絶好調のドジャースに衝撃が走った。
重要なローテーの一人であるスネルが左肩の炎症で離脱することになった。負傷者リスト入りの期間は4月3日にさかのぼって適用される。
サイ・ヤング賞2度獲得のスネルは、今季ジャイアンツから5年総額1億8200万ドル(約267億7000万円)の大型契約でFA移籍。3月27日のタイガースとの本拠地開幕戦の先発に指名され5回2失点で今季1勝目をマークし、4月2日のブレーブス戦では4回5失点自責ゼロという投球内容で、ここまで2試合で1勝0敗、防御率2.00の成績を残していた。
ドジャースは山本由伸、タイラー・グラスノー、スネル、ダスティン・メイ、佐々木の5人ローテーでスタートを切っていたが、スネルの離脱は、その戦略の変更を余儀なくされることになった。
代わって3Aオクラホマシティから昇格するのがマット・サウアー。昨季ロイヤルズでメジャーデビューしたばかりの26歳で昨季の成績は14試合で防御率7.71、東京遠征にも参加したが、試合出場のチャンスはなく、マイナーに降格し、オクラホマシティで1試合に先発して3回1失点だった。
スネルが先発予定だった8日のナショナルズ戦の先発を誰にするかが問題だが、MLB公式サイトは「ブルペンデーにするか、3Aの左腕ジャスティン・ロブレスキーまたは右腕ランドン・ナックをナショナルズとのシリーズの1試合に先発させる可能性がある」とし、ボビー・ミラーの名前もあげた。
ロバーツ監督は、メジャー3試合目にして制球が改善して光明の見えた佐々木の次戦が12日のカブス戦に登板することを明かしたが、スネルの離脱で、佐々木への責任は増し、1試合でも早いメジャー初勝利が求められることになるだろう。
ドジャースでは、3日に自宅のシャワー室で転倒して右足首を痛めたフレディ・フリーマンが10日間の負傷者リスト入りするなど、投打の主力の離脱者が相次ぐことになった。チームの危機をどうしのぐのか注目される。