• HOME
  • 記事
  • 野球
  • 「巨人の3連敗は衝撃的だ。菅野の穴を埋める投手が出てきていない」巨人大物OBが屈辱の対阪神3連敗を受けて緊急提言「坂本起用は論外。若林をなぜ1番で固定しないのか?」
巨人の大物OBが阪神に3連敗を喫した阿部巨人にモノ申す(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
巨人の大物OBが阪神に3連敗を喫した阿部巨人にモノ申す(写真:Imagn/ロイター/アフロ)

「巨人の3連敗は衝撃的だ。菅野の穴を埋める投手が出てきていない」巨人大物OBが屈辱の対阪神3連敗を受けて緊急提言「坂本起用は論外。若林をなぜ1番で固定しないのか?」

 巨人が東京ドームで阪神に3連敗を喫して首位から転落した。開幕最初のカードでの阪神3連敗は2004年以来21年ぶりの屈辱となった。巨人OBでヤクルト、西武で監督として日本一を手にしている広岡達朗氏(93)が緊急提言した。

 「長いシーズンのトータルでは巨人が優勝するだろうが」

「いきなり3連敗とは衝撃的だったな」
 巨人OBの広岡氏の第一声がこれだった。
 東京ドームでの4月4日からの3連戦で巨人が阪神に3連敗を喫した。
初戦は開幕投手の戸郷がピリっとせず3失点して3回で降板。3番手の堀田が7回二死満塁で木浪に走者一掃のタイムリー二塁打を浴びてジエンド。第2戦は1点差ゲームとなったが、佐藤に1試合2本塁打を浴びて3-4で敗戦。そして第3戦は、門別-工藤―石井―桐敷―岩崎のリレーに完封を許し、阪神打線をわずか2安打に抑えたものの、先発の石川が許した4回の押し出しの四球が決勝点となり0-1で敗れた。
「巨人は自分達の野球ができていなかった。ヤクルト、中日という下位チームに勝って、自分達の力を勘違いしていたのではないか。一方の阪神はノリノリだった。伝統の一戦には特別な空気が流れるもの。藤川監督の采配にも何が何でも取るという気迫がみられた」
 そう両チームを比較した。
 そして広岡氏は、「まだ始まったばかりでこれから。長いペナントレースを考えるとトータルでは巨人が勝つよ。ただ阿部は間違ったことをやっちゃダメ。問題点をいくつか露呈した」と巨人の立て直し策を緊急提言した。
「問題は打線だ。阪神は1、2番の近本、中野から、佐藤、森下、大山、前川、木浪とほぼ固定できている。1、2番の安定感に加えて佐藤、森下、前川が成長していて、どこからでも点が取れる。対して巨人は阪神バッテリーが気を付ける打者は岡本、キャベッジくらいだろう。ヘルナンデスは、目もあてられない。何でも手を出してボール球ばかりを振らされている。そして問題は1番がコロコロ変わることだ。なぜ若林を1番に固定しないのか。そこが疑問だ」
 1番打者の固定を訴えた。
 第1戦にはヤクルトとの開幕戦で4安打2打点と大爆発した若林を起用して、第1打席に村上からライト線に二塁打を放ち、吉川のタイムリー二塁打で同点ホームを踏み、4打数2安打1得点と活躍したが、第2戦で4の0に終わると、阿部監督は、第3戦には萩尾を1番で起用。萩尾は4度、先頭打者として打順が回ってきたが、まったく内容のない打撃でノーヒットに終わっていた。
「若林は足があり、パンチもある。粘り強く食らいついていく。ああいうバッターが1番にいるとピッチャーは嫌なもの。丸の怪我で構想が崩れたのかもしれないが、若林という選手が出てきたんだから、使えばいい」

 

関連記事一覧