
米メディアは大谷翔平との握手でバレたトランプ大統領の“身長詐称”に注目?!
ドジャースが7日(日本時間8日)、ワールドシリーズの覇者としてドナルド・トランプ大統領(78)からの招待を受けてワシントンDCのホワイトハウスを表敬訪問した。イーストルームで開催された式典に大谷翔平(30)、山本由伸(26)らも参加。トランプ大統領は大谷を「ムービースターのようだ」と称賛し、特別に執務室にまで招待した。だが、米誌「スポーツイラストレイテッド」のサイト「アスリートライフスタイル」は、握手した際の2人の身長差に注目。“公称”1m90のトランプ大統領の身長に疑念を呈した。
「彼には明るい未来がある」
ホワイトハウスで大谷がトランプ大統領に絶賛された。
「彼はまるでムービースターのようだ。彼には明るい未来がある。彼は昨年、記録をすべて破り、50-50クラブの最初のメンバーになった。54本塁打と59盗塁という149年のメジャーリーグの歴史上、比類のない偉業を達成した。それは本当に信じられないことだ。さらに信じられないことに、ショウヘイは史上最高のゲームと呼ばれる、この試合でその偉業を成し遂げた」
トランプ大統領は、史上初の「50‐50」を成し遂げた大谷の昨シーズンの記録、そしてMVP獲得などのメモを読み上げ、その大記録を達成した昨年9月19日のマーリンズ戦での3本塁打、2盗塁、6安打、10打点という数字などにも言及。
自ら大谷に歩み寄り握手を求めた。
スピーチの途中でトランプ大統領が後ろを振り向き、デーブ・ロバーツ監督に「彼はそんなにいい選手なのですか?」と質問するシーンもあった。ロバーツ監督が「彼はどんどん良くなっています」と答えると、トランプ大統領は、「それは(他球団の)多くの選手にとっては恐怖だね」との感想を口にした。
さらにトランプ大統領は、特別に大谷を執務室に招き、「あなたに会えて光栄だ。あなたは素晴らしいアスリートであり、人間だ」と、再び称賛の言葉をかけて、大統領の記念メダルを2枚プレゼントした。
米メディアは、このトランプ大統領の大谷称賛スピーチを大々的に取り上げたが、少し視点の異なる記事を掲載したのが、米誌「スポーツイラストレイテッド」のサイト「アスリートライフスタイル」だ
「6フィート4インチ(約1m93)の大谷翔平が、ホワイトハウス訪問で6フィート3インチ(約1m90)のドナルド・トランプの疑惑の上にそびえ立つ」との見出しを取り、2人の身長差に注目したのである。
同サイトは、トランプ大統領が大谷を称賛したスピーチを紹介。“野党”である民主党の上院議員、アレックス・パディラ氏とアダム・シフ氏は、その式典の場にいなかったが、「ここには上院議員が何人かいます。ただ特に好きではないので紹介はしません」と、こきおろしたことを伝えた上で、こう記した。
「大谷とトランプ大統領の握手で印象に残ったのは、身長差だった。大谷は6フィート4インチ(約1m93)、トランプ大統領は6フィート3インチ(約1m90)を主張している。しかし、彼らが、対面したときはそうは見えず、大谷は大統領の上にそびえ立ち、(トランプ大統領の)目の高さに合わせるために身をかがめなければならなかった」
確かに大谷がトランプ大統領に握手を求められ、最接近した際に、身長差は3センチ以上あるように見えた。握手をする際に大谷は腰を折り身をかがめていた。
米メディアは、トランプ大統領の言動や行動に対して常に目を光らせている。“身長詐称”は、政治には、なんの関係もないが、トランプ大統領の自己顕示欲や政治家としての誠実さの欠如を象徴する意味でそこに注目したのかもしれない。