• HOME
  • 記事
  • モータースポーツ
  • F1バーレーンGPに挑む角田裕毅にオランダのレースドライバーが「まだこの車にふさわしい実力がない」と辛口評価…レッドブル昇格第2戦は今日からスタート
角田裕毅がバーレーンGPでレッドブル昇格第2戦に挑む(写真・ロイター/アフロ)
角田裕毅がバーレーンGPでレッドブル昇格第2戦に挑む(写真・ロイター/アフロ)

F1バーレーンGPに挑む角田裕毅にオランダのレースドライバーが「まだこの車にふさわしい実力がない」と辛口評価…レッドブル昇格第2戦は今日からスタート

 レッドブルに緊急昇格した角田裕毅(24)の日本GPでの“デビュー”は12位に終わり、ポイントを獲得できなかったが、オランダのレーシングドライバーのトム・コロネル氏は(53)は「まだこの車にふさわしい実力がない」と辛口の評価を下した。オランダの専門メディア「RacingNews365」が伝えたもの。真価が問われる昇格第2戦のバーレーンGPのフリー走行は、いよいよ日本時間今日11日にスタートする。

 「とにかくポイントを稼がなきゃダメなんだ」

 角田のバーレーンでの昇格第2戦を前にオランダのコロネル氏が、レッドブル初戦となった日本GPのレースに辛口の評価を下した。
「彼にはまだこの車にふさわしい実力がない」
 オランダの専門メディア「RacingNews365」の取材に対してそう語った。
 レッドブルは、今季の開幕戦となった豪州GP、続く中国GPの2戦で結果を残せなかったリアム・ローソン(ニュージーランド)に“三下り半”を突きつけて、姉妹シームのレーシングブルズの角田を日本GPに合わせて緊急昇格させた。角田は、適応が難しいとされるRB21のハンドルをぶっつけ本番で握り、フリー走行1では、全体6位の1分29秒172をマーク。レッドブルのエースドライバーのマックス・フェルスタッペン(オランダ)に0.107秒差に迫る“デビュー”を飾った。
 翌日の予選のQ1では、7番手をマークしたが、Q2では芝生火災のアクシデントの影響などもあってタイムを伸ばせずに15番手に沈み、上位10台によるQ3進出を逃した。同メディアは「(Q2の)最終ラップの1コーナーで大きなミスを犯してすべてがうまくいかなかった」と評した。
 上位選手にペナルティがあり、14番手スタートとなった決勝では、いきなりレーシングブルズのローソンをオーバーテイクする見せ場を作ったが、順位を上げることはできずに、12位でのフィニッシュとなった。
 コロネル氏は、「もしそうでなければ(ふさわしい実力があれば)彼はもっと前に出ていただろうからね。まずそこから考え直さねばならない」と、角田に積極的を求めた。
 角田は、時間がなくリアウイング設定やタイヤ選択に失敗したことをレース後に明かして「複雑な気持ちだ」「ただ決勝の53周を通して、このマシンについて本当に多くのことを学んだ。今は次のレースが楽しみでしかたがない」とコメントしている。

 

関連記事一覧