
F1バーレーンGPに挑む角田裕毅にオランダのレースドライバーが「まだこの車にふさわしい実力がない」と辛口評価…レッドブル昇格第2戦は今日からスタート
一方でドライバーズ選手権5連覇を狙うエースドライバーのフェルスタッペンは、ポールトゥウインで今季初勝利を飾った。
同メディアは、コロネル氏のコメントをフォローするように「フェルスタッペンは新記録でポールポジションを獲得してマクラーレンの両ドライバーを脅かせて優勝した。そのことでより角田の脱落とポイント獲得の失敗が顕著になった」と伝えた。
コロネル氏は、「とにかくポイントを稼がなきゃダメなんだよ。ファーストドライバー(フェルスタッペン)が1位なら少なくてもポイントを稼ぐ必要があるんだ」と、厳しく論じた。
コロネル氏は、F1経験はないが、現在もツーリングカーレースに参戦している現役のレーシングドライバー。日本でも活動していたことがあり、1999年には中嶋悟氏のPIAA Nakajima Racingに所属して、フォーミュラ・ニッポンで年間チャンピオンを獲得している。
ただコロネル氏は、「全体を比較して見ると、彼のレベルがそれほど落ちていたとは思わない」とも付け加えた。
角田がQ1で刻んだ1分27秒967はフェルスタッペンとわずか0秒024差だった。赤旗などのアクシデントがなければ、Q3に進出し、決勝でも10番手以内に入りポイントを獲得できるペースはキープしていた。
米スポーツ専門局の「ESPN」によれば、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、角田のデビュー戦にこう合格点を与えている。
「我々のマシンを徐々にコントロールしながら自信をつけている。RB21に乗ったトータルの時間の少なさを考えれば満足している。実際にいいフィードバックをもらっているし、これからのレースでパフォーマンスが前進するのを見られるはずだ」
真価が問われる昇格第2戦は、日本時間今日11日のフリー走行からスタート。決勝は日本時間13日から14日に日付が変わる午前0時から行われる。コロネル氏に「この車にふさわしい実力がある」と言わせてみせたい。