
レッドブルで“内紛騒ぎ”?!角田裕毅の9位入賞を代表が「かなりいい走り」と称賛も6位に沈んだエースのフェルスタッペンが不満を漏らして緊急対策会議を開く
スカイスポーツのF1ピットレーンレポーターのテッド・クラヴィッツ氏は、レッドブルのガレージでのチーム内のちょっとした“いさかい”を目撃したという。
「レース後にチーム代表を待っていたら、マックス(フェルスタッペン)のマネージャーであるレイモンド・フェルミューレンが、レッドブルのガレージに入ってきて、ヘルムート・マルコに抗議していたんだ」
フェルスタッペンが抱いた不満を名マネージャーとして知られるフェルミューレン氏が代わりにマルコ氏にぶつけたのだろうか。
同レポーターは、さらにこう続けた。
「マルコは、ただそこに立ってボール(抗議)を受け取っていた。そして、レイモンドが、ガレージの後ろに急いで走り去った。明らかに彼らは幸せではなかった」
内紛騒ぎの勃発?チーム内には不穏な空気が漂っている。
F1公式サイトなど複数の海外専門メディアは、レース後にホーナー代表、チームアドバイザーのヘルムート・マルコ氏、テクニカルディレクターのピエール・ワッシュ氏、チーフエンジニアのポール・モナハン氏による緊急対策会議が開かれたことを明かした。
ホーナー代表は、ピットの信号の問題については「調査が必要だと思う。ちょうど、ピットガントリーに何らかの配線や電気的な問題があったと聞いている。確かにこれまで見たことのない問題だ」と語り、さらに「今週末は2つの問題に苦しんでいる。ひつつはブレーキングの問題、もう1つはバランスの崩れ。それがら発生するとタイヤの劣化など、すべてが悪化しているように見える」と危機感を訴えた。
マルコ氏も問題点をこう指摘した。
「できるだけ早く、車のパフォーマンスを取り戻さなければならない。ピットストップのような基本的なことも機能させなければならない。私たちは多くの問題を抱えている。主な問題はバランスとグリップだ。そしてここからブレーキの問題が出てきたと思う」
その上で「非常に憂慮すべきことだ。自分たちが競争力がないことは分かっているし、これからのレースに改善をもたらすことを願っている」と語った。
次戦のサウジアラビアGPは18日から開幕する。時間がない中で、レッドブルはこれらの問題を解決できるのか、そして角田はレッドブル昇格第3戦でどんな結果を残すのだろうか。