
レッドブルの角田裕毅が「世界最速の市街地コース」サウジアラビアGPに向けて気炎をあげた(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
「自分自身にもっと高い要求をしていく」レッドブル角田裕毅が「世界最速の市街地コース」サウジアラビアGPに向け気炎…フェルスタッペンのような不満は強調せず「学習中。焦ってはいない」
2021年から参入したサウジアラビアGPのサーキットは、“第2の都市”ジェッダに作られた「市街地コース」で、ナイトレースとして開催される難解なコースだ。
サーキットの全長は6.147kmで、ベルギーGPに次ぐ2番目の長さでコーナー数は最多だが、レイアウトは緩やかで「世界最速の市街地コース」として知られている。市街地コースの特徴でもあるガードレールも厄介だ。ひとつのミスが大クラッシュにつながる危険性があり、2022年には、ハースのミック・シューマッハが予選で大クラッシュを起こして決勝に進めなかった。
角田は「レースウイークエンドには、もっと難しいことが起こるだろうし、それにどう対処するかが一番重要になる。まだ課題は山積みだけど、準備はできている」との覚悟がある。
ただ過去4年では、フェルスタッペンが2勝、セルジオ・ペレスが1勝とレッドブルが3勝をあげており、チームとしては相性がいい。
「ジェッダでの具体的な目標はまだ決めていない。今やっていることを続けるだけ。予選で、少しでもいい結果を残したいし、そうすれば楽になるはずだ」
レッドブルデビュー戦となった日本GPでは予選15位(その後、繰り上がり14位スタート)、第2戦目のバーレーンGPでは10位と、徐々に順位を上げているが、やはりまず予選でどこまで好位置をキープできるかがポイントとなる。注目のフリー走行は18日に始まり、予選は19日(日本時間20日)、決勝は20日(日本時間21日)に行われる。
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