
「かなりずさんなミス」レッドブル角田裕毅のクラッシュを海外メディアが「最悪の結末」「彼はきっと後悔する」と酷評…サウジGPフリー走行2回目で6番手も本人は無線で「みんなごめん」
現地時間の午後に行われたFP1で、マックス・フェルスタッペン(27、オランダ)は9番手、角田が10番手にそれぞれつけ、ラップタイム差はわずか0.003秒差だった。一転してFP2でフェルスタッペンは、全体で3番手となる1分28秒547をマーク。両者の差は0秒416に広がっていた。
オランダのモータースポーツ専門メディア『RacingNews365』は「ツノダはサウジアラビアGP初日で最悪の結末を経験した」と報じた。
「ツノダはすぐに無線で謝罪したが、レッドブルはRB21のフロント部分に重大な損傷を負ったため、金曜日の夜を大規模な修理作業に費やさざるを得なくなった。姉妹チームのレーシングブルズから昇格して以降、RB21への適応に苦戦していた日本ドライバーは、さらなる悲劇に見舞われてしまった」
アメリカのモータースポーツ専門メディア『motorsport.com』は、クラッシュを含めた角田の走りに対するレッドブル首脳陣の反応を伝えている。レッドブル代表のクリスチャン・ホーナー氏(51)はポジティブな評価を示した。
「クラッシュの瞬間だけが残念だったし、フロア部分は大丈夫だと願っている。彼はロングランでミスを犯したが、それまでの走行は非常によかったし、タイムも改善されつつある。彼の自信が戻り、進歩を遂げている兆候が見られたと思う」
対照的にモータースポーツアドバイザーを務める、重鎮のヘルムート・マルコ氏(81)はやや困惑した表情を見せたという。
「アタックラップでは、彼は意図的に異なるセットアップで走っていた。それは私たちがどの方向に進むべきかを見極めるためだった。ゆえにアタックラップでクラッシュするのならば私も理解できる。ロングランでのクラッシュは確かに不運な部分もあったが、それでも彼と話をする必要があると思っている」
19日は午後4時半(日本時間同10時半)からFP3が、同8時(同20日午前2時)から公式予選がそれぞれ行われる。