
「フラストレーションを感じている」レッドブル角田裕毅はサウジアラビアGPで昇格後最高位の予選8位で決勝進出も不満…「決勝はもう少しやれる」と逆襲誓う
そしてこのタイミングで専門メディアの『The Race』をはじめとする複数のメディアは、角田に対してレッドブルが特別なプログラムを課すと報じた。
「チームはサウジアラビアGP後に、ツノダのためのテストプログラムを用意している。チームは彼の進歩に勇気づけられていて、同時に彼の技術的フィードバックが現在のRB21が直面している課題に対する答えを見つけるのに役立っていると満足している。ゆえにレッドブルは彼の進歩をさらに加速させる機会を逃さないようにしている」
サウジアラビアGP後のF1のスケジュールは、5月3日に開幕するマイアミGPまで空く。この期間を利用してレッドブルは22日からファクトリーを置く英シルバーストーンで、2023年のマシンRB19を使用したさまざまなトレーニングを行う予定で、角田自身にもすでに方針が告げられた。同メディアはさらにこう続けた。
「チームは次のマイアミでのレースまでにツノダがさらなる前進を遂げることを期待している。レッドブルがRB19を選んだのは同車が大成功を収めたからであり、現在の優れたグラウンドエフェクトカーが、どのような感触なのかをツノダがより深く理解できると考えている。レッドブルが角田をシルバーストーンで走らせるという決定は、彼がチームでの生活に適応するなかで、できるだけ快適に過ごせるように、チーム側がさまざまな努力を積み重ねているのかを示している」
角田の潜在能力に期待しているからこそ、レッドブル側もすでに動いている。そしてシルバーストーンでの特別プログラムを受ける前に、8番グリッドで臨むサウジアラビアGPの決勝がある。角田はこんな意気込みを語った。
「(予選の)ラップはうまくまとめられなかったけど、まあまあでした。レース(決勝)ではもう少しやれると思っています」
昇格2戦目のバーレーンGPの9位を上回る期待がかかる、サウジアラビアGP決勝は20日午後8時(日本時間21日午前2時)にスタートする。