
TRFのYUーKIさんが西武の始球式に登場(写真・西武ライオンズ)
初体験も「悔しい」…人気ダンスグループTRFの“伝説”歌姫が西武の始球式に登場
西武が20日にベルナドームでソフトバンクと対戦した試合前に「ライオンズ75周年シリーズ」として、人気グループTRFのボーカリストのYU―KIさんがセレモニアルピッチを務めた。野球経験はなく「ボールの握り方もわからない状態」だったが、グローブも購入して約1か月間の秘密特訓を重ねた。
「あまりクセがない素晴らしい投手」と、何回も動画を見て参考にした投手は、西武OBで現中日の涌井秀章だったという。
背番号「19」のライオンズのユニホームに身を包んだYUーKIさんは、特訓の成果からか、美しいワインドアップから1球を投じたが、目標にしていたノーバウンド投球とはいかず、惜しくもワンバウンドで古賀のミットに収まった。よほど悔しかったのか。YUKIさんは、その場にしゃがみこんだ。
「とにかく、悔しい気持ちが大きいです!でも、とても良い経験ができたと感じています。練習ではノーバウンド投球が続いていたんですけどね、自分を褒める意味でも80点をつけてあげたいと思います」
自己採点は80点。それでも始球式のオファーを通じて「ピッチングの楽しさを知ってから、プロ野球選手の投球フォームや守備のスローイングなどに注目するようになり、さらにリスペクトが増しました」という。
試合は1-3で敗れて連勝ストップ。YUKIさんの思いは勝利につながらなかったが、試合後にミニライブを開き、「EZ DO DANCE」、「BOY MEETS GIRL」などのヒット曲を披露してファンを喜ばせた。