
マンUがGK鈴木彩艶の今夏獲得に本気?!「この数週間、ユナイテッドがザイオンを獲得する情報が勢いを増している」と海外報道
2026年6月末に契約が満了するメニャンは現在、ミランとの契約延長交渉に入っている。しかし、決裂した場合は今夏の移籍市場で、7000万ユーロ(約113億5000万円)から8000万ユーロ(約129億8900万円)の移籍金で売却されるという。
高額な移籍金が財政難にあえぎ、クラブ職員の大量リストラやさまざまなコストカットを断行しているマンUのネックになる。先述の『Football Italia』は、パルマが彩艶の移籍金として4000万ユーロ(約64億9600万円)が設定されていると指摘した上で、この金額ならば現実的だと次のように報じている。
「マンチェスター・ユナイテッドの最初の選択肢はマイク・メニャンだったが、実現させるためには非常に高額なアプローチが必要となる。こうした事情から、彼らの関心はパルマのザイオン・スズキへ向けられている。彼とパルマの契約には、4000万ユーロの移籍金で今シーズン終了後の退団を認める条項があると見られている」
今シーズンのマンUは開幕から不振にあえぎ続け、昨年10月28日にオランダ出身のエリック・テン・ハフ監督(55)を解任。元オランダ代表FWのアシスタントコーチ、ルート・ファン・ニステルローイ氏(48)を暫定監督にすえた後の11月11日には、日本代表MF守田英正(29)が所属するポルトガルの強豪スポルティングを指揮していた、同国出身のルベン・アモリム監督(40)を招聘した。
しかし、新指揮官のもとでも成績は上向かず、5試合を残した時点での勝ち点は「38」と、プレミアリーグが創設された1992-93シーズン以来で最低ポイントが確定した。順位も14位に沈んでいる苦境で、来シーズンはアモリム監督が望むメンバーをそろえての巻き返しが図られることが決まっている。
資金を捻出するために、すでに複数の主力選手の売却が報じられているなかで、新たに獲得するリストに彩艶が加えられていた。英国のサッカー専門メディア『talkSPORT』は今月中旬に、こんな一報を伝えている。
「マンチェスター・ユナイテッドが、パルマのゴールキーパー、ザイオン・スズキに関するスカウティングを強化した。チームが長期的に関心を寄せてきたザイオンは、パルマでの印象的なシーズンを経て、さらにユナイテッドに追われる存在になった」
彩艶は23日(日本時間24日)に、ローマ教皇の逝去を受けて延期されていたユベントスとの第33節に先発出場。2試合連続、今シーズン通算で6度目のクリーンシート達成で1-0の勝利に貢献し、チームをセリエA残留へ大きく前進させるともに、今夏の移籍市場へ向けて、ピッチの内外で放つ存在感をますます大きなものにしている。