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レアル・ソシエダの久保建英の移籍の可能性が高まる(資料写真:なかしまだいすけ/アフロ)
レアル・ソシエダの久保建英の移籍の可能性が高まる(資料写真:なかしまだいすけ/アフロ)

「KUBOの周囲には常に誘惑の声が絶えない」レアル・ソシエダ監督の今季限り電撃退任で久保建英の移籍の可能性が高まる…地元メディア報道…アトレティコ・マドリードやリバプールが興味

 別のスペインメディアの『FICHAJES.NET』は「イマノルの退任に伴い、ラ・レアル退団を希望する3人の選手が浮上」と題した記事を掲載。その中でスビメンディ、ブレーク中のベネズエラ代表DFホン・アランブル(22)、そして久保の名前をあげた。
「ラ・レアルで一時代を築いた指揮官の退任発表に伴い、ロッカールーム内で連鎖反応が始まった。イマノルは6年半にわたって、アイデンティティと若さ、野心に満ちたスタイルを構築して、ラ・リーガだけでなくヨーロッパでの地位も獲得した。イマノルの存在を成長していくための重要な柱と見なしていた選手たちにも大きな爪痕を残し、今夏の移籍市場では3人の重要な選手を失う可能性が出てきた」
 その上で久保に関しては次のように言及している。
「クボはラ・レアルのなかで最も攻撃的な選手の一人で、すでにプレミアリーグのなかにリバプール、ニューカッスル・ユナイテッドという求婚者を抱えている。ラ・レアルはスビメンディ、アランブルとともに3人の価値を認識していて、クラブ側が設定した金銭的な条件が満たされない限り、移籍を容認しない方針を掲げてきた。しかし、夏の移籍市場が迫り、イマノルの退任がチームの根本的な方向転換と不透明な未来を意味するなかで、ラ・レアルのさらなる変革は不可避の様相を呈している」
 久保には移籍金として6000万ユーロ(約98億3500万円)が設定されている。プレミアリーグの上位勢にはクリアできる金額だが、得点ランキングで首位に立ち、久保とポジションがかぶり、同じ左利きのアタッカーであるエジプト代表FWモハメド・サラー(32)との契約を延長したリバプールは現実的ではなくなった。
 同時にスペインメディアの『GOL DIGITAL』は今月に入って、強豪アトレティコ・マドリードが久保の獲得に動く可能性があると伝えた。米メジャーリーグサッカーへの移籍が取り沙汰されている、元フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(34)が抜けたポジションで期待していると、同メディアはこう報じている。
「クボの将来は予想外の動きを見せるかもしれない。才能ある彼を獲得するにはかなりの金額が必要となるが、実際にグリーズマンがアメリカへ旅立ったときには、アトレティコは喜んで満額を支払い、移籍を実現させるだろう」
 25日にはソシエダが7月21日に、J2のV・ファーレン長崎と長崎市のピーススタジアムで国際親善試合を行うことも発表された。これには昨シーズン途中にソシエダと戦略的パートナーシップ契約を結び、ユニフォームの胸部分に「YASUDA」のロゴを掲出している、日本企業の「ヤスダグループ」の意向も絡んでくるだろう。
 シーズンの最終盤になってさまざまな動きが見え隠れするなかで、久保は5月4日(日本時間5日)のアスレティック・ビルバオとの次節から幕を開ける、自身の将来にも影響を与えると見られる最後の5試合に挑む。

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