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レッドブルの角田裕毅の3戦のレースをレーシングアドバイザーのヘルムート・マルコ氏(左)が評価(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
レッドブルの角田裕毅の3戦のレースをレーシングアドバイザーのヘルムート・マルコ氏(左)が評価(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

角田裕毅はクラッシュがなければサウジアラビアGPで6位だった?!「スピードもアプローチも正しい」とレッドブルの重鎮幹部が昇格後3戦のレースを絶賛

角田は、サウジアラビアGP後、チームの本拠地のある英国ミルトンキーンズで、2年前に伝説を作ったRB19でのTPC(旧型車)テストに参加した。同マシンはRB21と同じグラウンドエフェクトカーで、エンジニアたちとのセットアップ作業を通じて、適応能力をアップさせようという狙いがある。シーズンを通じてTPCテストには時間の制限が設けられているが、その貴重な時間を使ったのは、レッドブルの角田への期待の裏返しだ。
 またオランダの専門サイト「GPブログ」は、角田が今後エースドライバーのフェルスタッペンとの差を埋めるために考えていることを伝えている。
「ブリーフィングは受けるし、エンジニアともコンスタントに話をする。このクルマは、サーキットごとに挙動が違うから、予測をするのはとても難しい。常に新しい課題に直面するんだ。マックス(フェルスタッペン)はおそらくバーレーンでも同じような感覚を持っていたはずだ」
 そしてこう続けた。
「マックスのことをよく理解している人やエンジニアたちには、これまでのグランプリでの経験がある。だが、それを(僕に)伝えられるわけではない。なぜなら僕が具体的にクルマの中でどう感じられるかを完全に理解しているわけではないからだ。だからそういうことは時間をかけて積み上げていくしかない」
 RB21への適応は時間と経験が解決してくれるとの意見。その意味でも英国での“秘密特訓”は、フェルスタッペンとの差を縮めるためにも重要な経験となったのだろう。注目のレッドブルでの第4戦、マイアミGPは5月2日(日本時間3日)に開幕する。

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