オリックス中嶋監督が電撃辞任
オリックスは6日、中嶋聡監督(55)が今季限りで退任することを発表した。球団が出した福良淳一GMのコメントによると、「中嶋監督より辞意の申し出を受け、球団としては幾度も対話を重ね慰留に努めましたが、本人の意思は固く、今季限りでの退任となりました」という。
中嶋監督は、2020年のシーズン途中に辞任した西村徳文監督の後を受けて代行監督として指揮を執り、翌年に正式に1軍監督に就任して25年ぶりのリーグ優勝を果たした。
若手の投手陣を育て、ラオウこと杉本裕太郎に本塁打王を取らせた。
2022年には連覇を果たして日本シリーズでもヤクルトを下して日本一を手にした。昨年はリーグ3連覇。日本シリーズでは阪神との激闘の末敗れた。エースの山本由伸がドジャースに移籍した今季は怪我人が多く出て苦しみ63勝77敗3分けでリーグ5位に沈んだ。
福良GMは「とても残念な気持ちであることは当然ですが、同時に、25年ぶりにチームをリーグ優勝に導き、その後、日本一とリーグ3連覇を達成したその手腕には、心からの感謝と最大限の賛辞を贈りたいと思います。中嶋監督とともに積み上げたチームの進化の歩みは球団にとって大切な財産であり、さらに強いチームを作り上げることがわれわれの使命であると考えています」とコメントした。